食品工場内環境及び上下水道水質改善企画(参考)

 

目的

上下水道にEMと関連資材を用いて、環境及び水質改善を促します。

第一週でしっかりと環境を整え、2週目からは継続的な効果の持続を目的とした応用方法をとります。

まずEM拡大液の制作方法をマスターしていただき、次に米のとぎ汁発酵液の製作方法、続いてEMの散布方法などを現地の担当者にしっかり学んでいただきます。

応用方法は食堂、トイレ、お風呂、下水道、裏のごみ置き場、敷地内の花壇などへEMを直接散布します。一週間目はEM1号の希釈液を活用し2週目からは米のとぎ汁発酵液を使います。また上水道、水槽などへはEMセラミックスなどを投入します。

 

必要な人材、EM、備品など

総責任者1名       毎日,各責任者から状況報告を聞く。

    工場内のEM活性液、米のとぎ汁発酵液を使用していく段階での変化を文章にして記録。

    拡大培養液製造管理、pH確認。pH4以下でよい。

    米のとぎ汁発酵液製造管理、pH確認。PH4前後でよい。

    EMの使用状況、使用中の現場の環境の変化について報告書を作成し,週に一度,南京事務所に現状報告。

1tタンクの保管場所確保。直射日光の当たらない涼しいところがよい。(18℃前後)

総責任者補佐1名     ・下水場、上水場、食堂、トイレ、お風呂、浄化槽のEM使用過程の写真、ビデオ撮影、使用記録。

・その他総責任者の補佐業務。

食堂担当者1名                ・米のとぎ汁を集め,発酵タンクに入れる管理。

             →毎日人を集めて,米のとぎ汁が発生した時点でバケツで発酵タンクまで運ぶ。11トン。

             ・タンクのとぎ汁発酵液保存量を毎日確認。

・昼と夜の2回,料理場、食堂の壁、食堂のいす、食堂の机に噴霧器で米のとぎ汁発酵液散布。料理場の床は原液OK。食堂の壁、食堂のいす、食堂の机は100倍希釈液を使用。食堂の壁はクロスであれば散布しない。タイルであれば散布してよい。

・食堂でのとぎ汁発酵液使用量は1150リットル。

トイレ担当者1名      ・朝と昼の2回,工場のすべてのトイレの便器、手洗い所、トイレの床掃除用のモップ、トイレの壁にとぎ汁発酵液を噴霧器でまんべんなく散布する。トイレの壁はクロスがあれば散布しない。タイルであれば散布してよい。

              ・トイレでのとぎ汁発酵液使用量は1200リットル。

お風呂担当者1名        ・朝と昼の2回,工場内のおふろの浴室の壁、床などに米のとぎ汁発酵液を噴霧器でまんべんなく散布する。最後に排水口に流す。

・お風呂でのとぎ汁発酵液使用量は1150リットル。

工場内の床掃除担当者1名 ・こめのとぎ汁発酵液を工場内の床、壁に噴霧器でまんべんなく散布。

上水担当者1名              ・「アドバンス21」を月一回点検、メンテナンス。メンテナンス方法は後日連絡。

下水担当者1名       ・朝、昼の2回,下水の地上から噴霧できる場所に米のとぎ汁発酵液を噴霧器でまんべんなく散布。

・デジタルカメラを使用し,月・水・金の週3回下水道と浄化槽を撮影。撮影ポイントは上部から排水の様子が確認できるところ。下水道と浄化槽の変化の記録を毎日ノートに取る。

・下水,浄化槽での米のとぎ汁発酵液使用量は1150リットル。

・もし米のとぎ汁発酵液が余ったら,浄化槽に投入しても良い。

循環水槽担当1名      ・朝,昼,晩の8時間間隔で3㍑のEM拡大活性液をじょうろで循環水槽に投入。

              ・はじめは,循環水槽の汚れがひどいため,井戸水と水道水を直接うなぎの槽につないで循環水槽を空っぽにし,EM拡大液を撒いて大掃除する。

              ・将来的に,循環水槽でも米のとぎ汁発酵液を投入。投入量は1日3㍑×3回の合計9リットル。

環境整備担当者1名    ・朝,昼の2回,花壇、樹木に米のとぎ汁発酵液をまんべんなく噴霧器で散布。(1000倍に希釈)

・朝、昼の2回,ごみ捨て場に米のとぎ汁発酵液の原液ををまんべんなく噴霧器で散布。

・ごみ捨て場には200リットルの米のとぎ汁発酵液を使用。

・もし米のとぎ汁発酵液が余ったら,ごみ捨て場へ投入しても良い。

うなぎ加工場担当者1名  ・毎朝,発酵Cを,うなぎを焼く際に使う炭に,毎日炭の1万分の1投入。

うなぎの餌工場担当者1名 ・うなぎの餌に発酵Cを1万分の1投入。

 

EM1号

第一週目220リットル

第二週目以降毎週5リットル

設備

アドバンス21(セラミックスなどをおうようした浄水対策器)

200トンの水に対して1機:

上水水槽600トンに対して3機及び循環水層に1機

紅糖

第一週25キロ

第二週以降25キロ

備品

1tタンク(蛇口つき;蓋のあるもので,プラスチックまたはステンレス製)

7基

100リットルタンク(密閉できるものでプラスチックまたはステンレス製)          

2

・バケツ                   10

・噴霧器                   6

・じょうろ                  1

・デジタルカメラ(可能であれば)       1

pHメーター                 2

・ビデオカメラ                1

・その他(パソコン等)

オプション

うなぎの餌へのEMの活用

発酵C1をえさに1万分の一

うなぎを焼くときの炭への活用

発酵C炭に対して1万分の一

*ウナギ養殖場に投入する米のとぎ汁発酵液の%などは現場視察の後行う。

データ収集

デジカメで撮影していただきたいポイント

・下水道、浄化槽のEMを使う前と後の水質の変化

・循環槽のEMを使う前と後の水質の変化

 データ収集のポイント

 ・ごみ処理場のEMを使う前と後の環境の変化。悪臭物などの大気検査もできると良い。

 ・トイレのEMを使う前と後の環境の変化。

 ・お風呂のEMを使う前と後の環境の変化。

 ・花壇など,EMを使う前と後の変化。

 ・下水道、浄化槽、循環水槽などの水質検査もできる範囲で行う。

タイムスケジュール

1週目は環境改善にEM100倍希釈液を使い、その間に米のとぎ汁発酵液を仕込みます。2週目からは出来上がった米のとぎ汁発酵液を使います(1日1t)。米のとぎ汁発酵液は毎日1tずつ仕込み、仕込みに必要なEM拡大液は10日に一度100L作ります。

 

1日目

1.担当者振り分け、個別説明

2.EM拡大活性液200Lの仕込み→拡大活性液作り方参照

3.米のとぎ汁発酵液1tの仕込み→米のとぎ汁発酵液作り方参照

4.100倍希釈液の散布(風呂、トイレ、花壇など)

5.循環槽へのEM投入1日3㍑×3回(8hごと)

6.ゴミ置き場へのEM散布

7.下水へのEM散布

 

 2日目

1.米のとぎ汁発酵液1tの仕込み

2.100倍希釈液の散布(風呂、トイレ、花壇など)

3.循環槽へのEM投入1日3㍑×3回(8hごと)

4.ゴミ置き場へのEM散布

5.下水へのEM散布

 

 7日目まで2日目と同じ

 

8日目

1.米のとぎ汁発酵液1tの仕込み

2.米のとぎ汁発酵液(第1日目製造)の散布(風呂、トイレ、花壇など)

3.循環槽への米のとぎ汁発酵液の投入3L/8h

4.ゴミ置き場への米のとぎ汁発酵液の散布

5.下水への米のとぎ汁発酵液の散布

以後 8日目と同じ

10日目、第20日目と10日おきにEM拡大液100Lの仕込みを行います。

 

米のとぎ汁発酵液の作り方

必要資材(1日1t毎日作成)

EM拡大液      10L(1%)

・赤砂糖        3kg(0.3%)

・米のとぎ汁      約990L

・1tタンク      7基(下部に取り出し口があるとよい。)

 

1.朝食時に出る米のとぎ汁を全て1tタンクに入れる。

2.あらかじめ、お湯で溶かした赤砂糖3kgをタンクに入れる。

3.EM拡大液10Lをタンクに入れ、よくかき混ぜる。

4.昼食時、夕食時に出た米のとぎ汁を適時タンクに足し、1tタンクを満たし,よく混ぜる。

5.1日に出たとぎ汁の量が1tに満たない場合は、水を足して1tにする。よく混ぜ、密閉。

6.1週間後に完成。

 

米のとぎ汁発酵液について

・トイレ、花壇、風呂、ごみ捨て場、下水浄化槽、うなぎの循環水槽などに散布して,環境浄化用として使用します。

 

EM拡大培養液の作り方(20倍)

必要資材(初日100L×2本作成,その後10日に1回、100L×1本作成)

・EM1号原液     5L(5%)

・糖蜜         5L(5%)

 

1.湯で溶かした糖蜜を5L、タンクに入れる。

2.水を半分程度まで満たし、1号原液5Lを入れる。

3.水を満たす。

4.よく混ぜ、蓋を軽く閉める。水温25℃、温度25℃~35℃になるように保管。水温が低いと1週間で発酵しないときがある。夏場はいいけど,梅雨の時期は注意が必要。また,「百倍利器」は自動温度調節なので,タンク仕込みのとき気をつける必要がある。

5.pH4以下になれば完成。

 

拡大培養液について

・作った拡大培養液は「米のとぎ汁発酵液」の製造に使う。1日に拡大培養液を10Lずつ使うので10日間で1つのタンクが空になります。空になったらすぐにまた拡大液を作り始

めます。

 

循環水槽の水質改良対策

工場側で協力してもらうこと

前処理

水槽への流入水を一時的に止めて、水槽の水を抜き、内部を清掃する。EM100倍希釈液をブラシにつけて壁面や底面を擦る。ゴミなどをきれいに洗い流した後、壁面と底面にEM1000倍希釈液を満遍なく散布する。

アドバンス21浄水器を設置する。

 

毎日のEM投入

清掃後水をいれたら、すぐにEM米のとぎ汁発酵液を3ℓを投入する。その後も8時間間隔で3ℓを投入する。

 

水のサンプリング

1回500cc 基本的に毎月1回。

処理開始時は次の通り。

EMを行なう前の現在の水。

清掃直後の水。

EM処理を始めてから2ヵ月間は1週間おきに水を採取。

 

工場側でやること

水質の分析(月に一回くらい) 

測定項目              BOD

COD

NH3-N

T-N

T-P

DO

                           pH

SS

大腸菌

 

鰻養殖へのEM応用

 

エサ

EMセラミックパウダーをエサの1/10000添加

練り餌にする水にEM活性液を添加(EMの量はエサ全体の1/10000以上は添加しない。)

 

養殖の水

1回EM活性液を養殖池の1/10000添加

貯水タンクがあれば水処理用セラミックを設置 1tに対して1ℓ。貯水タンクが無い時は、入水口にセラミックを設置して、接触させる。

 

蒲焼き加工でのEM応用

 

EMセラミックパウダーを炭へ1/10000添加。

(灰は花壇の土壌改良に良い。)