メタンガス工場環境及び水質改善企画書案

 

目的

メタンガス工場の環境及び付近防疫河の水質を浄化する。その際に処理する家畜の糞を有機肥料の原料として再利用することを目指す。

 

(1)処理方案

 

EM活性液投入方法  

 

3ポイントに分けてEMを投入。

糞草分離層

実験開始時に1.5tのEM活性液を直接投入する。また付近一帯に05t程度の活性液を十分に散布する。1週間後悪臭が軽減されないときにはもう一度繰り返す。

 

*状況から腐敗菌がはびこっていると判断され、開始時の大量投入、大量散布は重要である。

 

酸化池

酸化池容量の3%をめど(概算3t程度)にEM活性液を投入する。悪臭が軽減されるまで毎週1度投入する。悪臭が軽減された後は容量の05%に投入量を減らす。

 

*汚泥、汚水の返送が可能であれば糞草分離層へ10%を返送する。

 

毎週2tのEM活性液を投入する。

 

 

EMテラ投入方法

ポイント1-7(下図参照)の施設計13箇所に各1袋づつ、河に10袋を開始時に投入する。また悪臭がひどい個所に1平方メートルあたり30gから50g散布する。

 

EMボカシ投入方法

 ポイント7(貯糞池)に毎日10リットル投入する。

 

 

EM1号拡大液総投入量

第一週目 工場内5トン 河2トン 

第二週目 工場内5トン 河2トン

第三週目 工場内1トン~3トン(状況による) 河2トン

第四週目 工場内1トン~3トン(状況による) 河2トン

 

総量   16トン ~ 24トン

 

EMボカシ投入量

10リットル × 30日 = 3トン

 

タイムスケジュール

 概要

実験1週間程度前  EM活性液7トンの仕込み。EMボカシ3トンの仕込み。

初日        EM活性液7トン投入。EM活性液7トンの仕込み。

2週明       EM活性液7トン投入。状況によりEM活性液3トン~5トンの仕込み。

3週目       EM活性液3トン~5トン投入。EM活性液の仕込みは2週目に同じ。

4週目       3週目に同じ。

 

開始1週間前

1.担当者振り分け、個別説明 

2.EM活性液7トンの仕込み→活性液作り方参照

 

1日目

1.担当者振り分け、個別説明 

2.ⅰ〉EM活性液7トンの投入。テラの投入。EMボカシの散布。 

  ⅱ)EM活性液7トンの仕込み。

 

この間も毎日EMボカシの散布を行う

 

第8日目

1.EM拡大液7トンの投入。

2.EM拡大液3トン~5トンの仕込み。

 

 この間も毎日EMボカシの散布を行う

 

 第15日目

1.EM拡大液3トン~5トンの投入。

2.EM拡大液3トン~5トンの仕込み。

 

第22日目

1.EM拡大液3トン~5トンの投入。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2)工場概要

 

使用する設備(投入ポイント)

     糞草分離室

     酸化池

     蒸気室

     調整層

     ポンプ室

⑥ 貯糞池

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11

 

     10

 
<参考>

工場概要

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 


                                                                                                                 

 

 


                                 06

 


糞の流れ

 


 

ガスの流れ

 

 

  08

 

EM投入ポイント

 

 09

 

 

 

 

01、糞草分離室

   容量30㎥。周りの農家から牛、豚など家畜の糞が運ばれてくる。

   一日に運ばれる糞の量は100200トン。

   ここで糞と草などを分離する。

 

02、酸化池

 

03、蒸気室

   ここの蒸気により,調整層の温度を25℃に保つ。

04、調整層

 

05、ポンプ室

   調整層から嫌気タンクへ,糞を運ぶ。

 

06、嫌気タンク

 

07、貯糞池

   嫌気タンクがいっぱいになると,タンク内の糞はここに運ばれる。

   必要なくなった糞は全てここに集まる。

   その後,堆肥として農家さんが持っていく。

 

08、脱硫室

 

09、ガス貯蔵室

   ガスを貯蔵する。ガスの量2,000㎥/day

 

10、物置き 

   EMの保管などに使う。

 

11、実験候補地(防疫河)

   工場の隣にある牧場を囲むように掘ってある河。牛の糞などが大量に流れ込んでおり,

   悪臭がひどい。流れはなく,止まっている。全長600700mくらい。川幅約3m。

 

12、近くの池

   容量144㎥程度の池。汚れてはいるが,防疫河ほどではない。

 

 

(3)準備・必要資材

 

EM原液      0.48t

EMテラ       23

糖蜜(紅糖)    0.48t

 

担当者振り分け

総責任者1名      

総責任者補佐1名 

糞草分離層担当者1

酸化池担当者1名 

河担当者1名                 

 

備品

1tタンク(蛇口つき;蓋のあるもので,プラスチックまたはステンレス製)

4基

100リットルタンク(密閉できるものでプラスチックまたはステンレス製)          

3本 

・バケツ                   5個 

・噴霧器                   3個 

・じょうろ                  1個 

・デジタルカメラ(可能であれば)       1

pHメーター                 2機 

・ビデオカメラ(可能であれば)        1機 

・その他(パソコン等) 

 

(4)データ収集について

*デジカメで記録するポイント

・全EM使用ポイントの水質の変化

 

 *データ収集のポイント 

 ・悪臭などの大気検査を必要とする。 

 

水質の分析 ポイント2(酸化池)及び河の特定ポイントをサンプル採取地点とする。

測定項目           BOD

COD

NH3-N

T-N

T-P

DO

                           pH

SS

大腸菌

        臭気

 

(5)基礎資料

EM活性液の作り方(20倍1トン作成時)

必要資材

EM1号原液     20L(2%)

・糖蜜         20L(2%)

 

1.湯で溶かした糖蜜50Lを、1tタンクに入れる。

2.水を半分程度まで満たし、1号原液50Lを入れる。

3.水を満たす。

4.よく混ぜ、蓋を軽く閉める。水温25℃、温度25℃~35℃になるように保管。水温が低いと1週間で発酵しないときがある。また,「百倍利器」は自動温度調節なので,タンク仕込みのとき気をつける必要がある。

5.pH4以下になれば完成。

*衛生状態が好ましくない場合は、水を9割程度に抑え蓋を密閉する。

 

 

堆肥化について

ポイント7以降に乾燥機をつけ袋に詰めれば有機肥料として使用できる。

糞尿:米ヌカ:麦皮:もみがら=1:1:1:1を目安に混合すれば水分含量が50%程度に調整ができるので、乾燥時の電気代の節約が可能である。コンクリートミキサーの小型のものがあれば攪拌の省力も可能である。